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メキシコからの取材訪問


支倉常長ら慶長使節一行は,現石巻市月浦(つきのうら)を1613年10月28日に出帆。
約90日の航海の後,メキシコ(当時はヌエバ・エスパーニャ)のアカプルコに上陸。
陸路メキシコシティ,プエブラを経て大西洋を臨む街ヴェラクルスの港から
スペインの船に乗り換えて欧州に向けて旅立ったのです。

そのような慶長使節ゆかりの地メキシコから,
エクセルシオール誌の女性記者が取材に来館されました(画像右から2人目)。
メキシコからの取材訪問_b0221130_1611892.jpg

今回の取材は,館内の見学(被災してご見学できない箇所もありました)をされた後,
濱田館長へのインタビュー取材があり,ミュージアムの概要や
慶長使節400年記念事業についての質疑応答がなされました。

メキシコからの取材訪問_b0221130_1613499.jpg

今から約400年前の1611年に慶長三陸地震と大津波が起きて沿岸に大きな被害をもたらしました。
その2年後に「サン・ファン・バウティスタ」がメキシコとの通商を目的として月浦(石巻市)を出帆します。
そして現在,2011年に発生した東日本大震災から2年後に
「サン・ファン・バウティスタ」出帆400年目を迎えようとしています。

この不思議ともいえる因縁ですが,慶長の先人達が乗り越えた歴史的事実を,
我々も教訓にして乗り越えていけるよう,
そして,慶長使節ゆかりの国々から寄せられる支援の声に応えられるように努力して参ります。
by santjuan | 2012-08-21 16:45 | サン・ファン館
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