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HAIKUでつながる地と血の縁


大雨が降ったり急に暑くなったりと不安定な天気が続いていますが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。
そんな中、当館では梅雨空を吹き飛ばすような嬉しい出来事がありました。

先日7月25日、支倉常長の子孫である支倉常隆さん・スペインで俳句の指導も行う俳人の高野ムツオさんが当館を訪問され、
スペインから送られた計12句の俳句を当館にご寄贈いただきました。

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左から、当館館長・支倉さん・高野さんです。
…皆さん報道陣のカメラのほうを向いてしまっています(笑)

これらの俳句は、昨年支倉常隆さんがスペインを訪れた際、支倉さんが現地の方から託されました。
スペイン・コリア市立図書館のフェルナンド・プラテーロ館長をはじめとした3人の作品で、
東日本大震災をテーマに詠まれています。

ぜひ日本で活用してほしい、という希望を受け、
スペイン語の原文を現地在住の日本人の方が日本語へと訳した後、俳人の黛まどかさんが俳句へと仕上げ、黛さんと高野さんが色紙にしたためました。

ここで、俳句をいくつか紹介してみましょう。

地は裂けて 大和のみたま 瀕死なり

黒鳥の 日の本覆い 夜塞ぐ

静かなる やまとの人よ 世のほまれ


作者:フェルナンドさん(コリア市立図書館館長)

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(写真は黒鳥の句)

赤富士の 深きしじまや 黙示録

 作者:アラセリさん(75歳・主婦)

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わずか17字ですが、どの句も震災で傷ついた日本を悼む思いがひしひしと伝わってきます。

ちなみに、コリア・デル・リオ市は、使節が立ち寄った地であり、
現地に残った慶長使節の末裔とされるハポン姓の方が多く住んでいる、日本と大変縁の深い土地です。

東日本大震災の際も、市内の川のほとりに立つ支倉常長像前で犠牲者の方々のために祈りが捧げられ、
募金活動など日本のために様々な支援が行われました。
8月にはハポン姓の方々をはじめとするコリア・デル・リオの方々が来日され、
石巻市・仙台市で記念コンサートが行われます。(下記リンクあり)

ハポンさん一行は来日の際当館にも立ち寄られるということで、
ぜひ、日本式に生まれ変わった俳句を見ていただきたいと思っております。

一般の皆様に公開できるのは、先日のメダルや銀貨と同じく秋の再開館時の予定です。
はるばる海を渡ってきた、スペインと日本の絆の証をぜひご覧ください。

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うーむ、どう展示しようか…。



【コンサートお問い合わせ】

◎俳句と合唱でつなぐ日西文化交流プロジェクト(ハポンさん文化交流プロジェクト)
http://faxicvra400.jimdo.com/
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by santjuan | 2013-08-01 17:48 | サン・ファン館
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